バレーメンバーから教えてもらい、久しぶりにNHK大河ドラマを見ました。
「坂の上の雲」
司馬遼太郎による長篇歴史小説。司馬の代表的作品の一つ。
日本騎兵を育成し、中国大陸でロシアのコサック騎兵と死闘をくりひろげた秋山好古。東郷平八郎の参謀として作戦を立案し、日本海海戦でバルチック艦隊を破った秋山真之。病床で筆をとり続け、近代俳諧の基礎を築いた正岡子規。この三人を中心に、維新を経て近代国家の仲間入りをしたばかりの「明治日本」と、その明治という時代を生きた「楽天家達」の生涯を描いた司馬遼太郎の歴史小説。1968年(昭和43年)から1972年(昭和47年)までの約4年間、産経新聞夕刊に連載された。
(パクリです・・・こんなにきっちりかけるわけないので。。。)
昨日は、第二回目ということで、真之(本木雅弘)と常規(後の子規・香川照之)が大学予備門に入り、様々な著名人(夏目漱石とか・・・)と出会い、友情を育んでいる時代の話。
本当になんにでも一生懸命で、いまどきの若者にはない「熱さ」が伝わってきました。
今回のだけ見ると、そんなに話的に面白いところはないのですが、昔はこんな感じだったんだな〜と、その時代の背景が良くわかる作りになっていました。
大体otataは、この手の小説はあまり読んだこともなく、どっちかというと中国史のほうが面白くて、そっち読んでいたので日本の歴史はからっきしです。。。恥ずかしい話ですが。。。
中国史のはまり始めは「封神榜演義」ってやつで、かの太公望ってやつが主人公で、歴史を面白おかしく書いた小説です。魔法みたいな武器がいろいろ出てきて、創造できないところが面白かった。そのままはまって(春愁時代〜戦国時代〜秦〜前・後漢〜三国時代)まで、「BookOff」でその手の小説をアサって呼んだっけな〜。。。でも、登場人物多すぎて、全部忘れてるし。。。また読み直すかな〜。ヒロがそのうち読むと思って残しているので。。。時間かかるけどね。
「坂の上の雲」のドラマ自体も、かなりNHKが金をかけているみたいです。
通常、大河ドラマは1年通して放映されるのが普通ですが、この「坂の上の雲」、スペシャル大河ドラマとかいって、大河ドラマ完了とその次の大河ドラマ開始までの間、特別編として放映されます。今回1年目として90分×5話を放映。その後、又来年に同じように放映し、最大3年かけて完了となるそうです。(無茶だな〜)
これも受け売りですが、司馬遼太郎は死ぬまで映像化は無理だと拒み続け、NHKのオファーも、2週間考えたあげく「やっぱり無理やで」とことわったそうな。
まあ、その後いろいろとあって、ここまでこぎつけた作品ということで、かなり期待されている作品だそうだ。
ドラマの詳細は、このリンクからご確認ください。(もっくん、かっこいいの〜。こんな中年になりたい。。。)来週3回目は、秋山真之が東郷平八郎と出会い、そろそろ戦争色が濃くなってくる。この辺、うまく説明できないので、まあ、一度見てみてください。ジワジワとはまりますよ。
しかし、大河ドラマ。見始めるとはまりますよね〜。
昔、母親が好きで一緒に良く見ていました。
記憶に鮮明に残っているのは、中学時代に見ていた以下の2つ。
「独眼竜政宗」
「山河燃ゆ(二つの祖国)」
「独眼竜政宗」は、知っている人は多いと思います。
渡辺謙主演の伊達政宗の物語です。大河ドラマの最大のヒット作といわれるだけあって、かなり面白かったです。好きなシーンは、親父(伊達輝宗:北大路欣也)が追われている際、助けに行こうとした正宗を一括!!
「正宗〜!!天下を取りたくないのか〜!!」
といって、助けようとする正宗を静止し、自らの命と引き換えに、息子正宗を逃がすシーン。
あれは、感動した。(小泉劇場風に。。。)
そして「山河燃ゆ(二つの祖国)」。山崎豊子の小説のドラマ化。
otata的には、こっちの方が、傑作でした。
太平洋戦争時代の悲劇の物語で、日系2世の生き様を描いた作品。
一番心にこっているシーンは、主人公(天羽賢治:松本幸四郎)とその弟(天羽忠:西田敏行)が、兄=米兵、弟=日本兵として戦場で鉢合わせする場面。
お互いの立場から、様々な考えが錯誤し、お互い武器を下ろせずに向き合う兄弟。
弟を助けようとする兄と、あくまでも日本兵として、全うしようとする弟。
向かってくる弟を、ピストルで撃ってしまう兄。急所をはずし、そのまま捕虜として連れて行くが、その後もお互いの気持ちは晴れぬまま。。。
時代がそうさせているとはいえ、結構強烈なシーンでした。
(ここは、ぱくりではないですよ〜。ちゃんと書きました。)
最後、主人公は、東京裁判の通訳をするが裁判に疑問を抱き、日米双方の間にあって苦しみ、自殺してしまいます。太平洋戦争終戦までの時代背景で、その時代に生きた日系人を題材にしており、いろいろと考えさせられた作品でした。
やはり、この手の小説は面白い。面白いという表現は間違っているかも知れませんが、興味深い内容です。
「坂の上の雲」、3年も待てないので、小説読んじゃおう。。。