昔の新宿歌舞伎町
私が始めて入社した会社にいたときの話です。
まだ、22か23歳ころのことでした。
年末の最後の日、納会の後、そのとき一緒に仕事をしていた年配の方(以降watさん)になぜか呼ばれて、その後2人で飲みに行くことになった。
watさんは、私を連れて、新宿の歌舞伎町のほうへ歩く。
私はそのとき、watさんが知っている店に行くのかと思っていた。
歌舞伎町に入ると、今は法令で近まりまくっている「呼び込み」の人がまとわり付く。
「お客さん、2人で飲み放題で、女の子が付いて、10,000円でOK!!どうよ!!」
そういった呼び込みにみみを傾けるwatさん。
(まさか...)
と思ったら、案の定、呼び込みに付いていってしまった。
「大丈夫ですか?watさん」
「大丈夫、大丈夫。俺、なれてるから。」
(ほんとかよ?)
と思いながら、おごりだといわれていたのでついていった。
私は、スナックとかキャバクラとか、女の子が付くような店はあまり好きではない。
好き好んでいくほうではなかったので、誘われなければ、行くことはない。
しかし、話があるといいながら、そんな店で話ができるのだろうか?
そんなことを頭によぎらせながらついた店。
怪しい雑居ビル(見えたところではありません。もっと奥です。)
確か、2か3Fだったと思う。
普通の店構えで、ドアを開く。
「いらっしゃいませ。」
なんか、体格のいいおっちゃんが挨拶をする。
ドアを開けてすぐに店かと思ったら、そこはちょっとしたエントランス。
その奥にドアがあって、その先が実際のお店らしい。
「こちらへどうぞ!!」
といってそのドアを開ける。
異様にぶっといドアだ。
それまで、そのエントランスは音がまったくしなかったのに、そのドアを開けたとたん、すごい音でカラオケをやっている。
そのドアの向こうに通されると、とても狭い部屋が現れた。
テーブルが6〜8席くらいで、1席に4人くらいしかかけられない。
(何じゃ、この店は?)
と思ってwatさんを見る。
watさん、ちょっとまずそうな顔をしている。
(まさかな〜...)
と思いながら、席に着くと、女の子が2人やってきた。
特に興味がなかったので、飲み物だけ頼んで飲んでいた。
watさんは、女の子が来たと同時に、喋り捲り!!
いったい、大事な話はどこへ...
あまりにも私がつまらなそうにしていたからなのか、30分もたたないうちにwatさんは
「もう、でようか?」
といってきた。
正直つまらなかったので、話だけ聞いてとっとと帰ろうと思っていた。
「そうですね。」
というと、お勘定をお願いした。
そうすると、入ってきたときに案内してくれた、恰幅のいいおっさんが伝票を持ってきて、値段を言った。
「75,XXX円です。」
はあ?30分で水割り3〜4杯くらいで、カラオケも歌ってないのに、この値段は???
その金額を聞いてwatさん怒り出す。
「話が違うじゃないか!!さっきつれてきた人に1万はらってんだから!!」
「ああ、あの人ね。あの人はうちとは関係ないから。払っちゃったの?だめですよ。」
「なに言ってんだよ。大体その打ち分けは何?わかんねーじゃん」
「えー、水割り1杯1,000で3倍頼まれていますから3,000円、スナック菓子が2,000円、女の子チャージ料が、・・・・・」
いやー、よくそこまですらすらとでっち上げ明細を読めるもんだ。
別の仕事したほうがいいんじゃないの?
と思うほどいい感じで説明する。
watさん
「簡便してよ〜...」
「じゃ、話は奥で聞きますからこちらへどうぞ。」
そういって、その部屋からあの分厚いドアを抜けて、エントランスへ。
私達がエントランスに抜けた後、その分厚いドアから1人のサラリーマンが出てきた。
「お客さん、どこに行かれるのですか?」
「い、い、いや、もう電車もないし、咲きかえるって言ってきたから・・・」
「だめですよ。皆さん一緒に帰らないと。」
そういって、押し戻されている。
(あ、あの人は、やばそうだと思って逃げる気だったんだ...)
残念ながら、その人は分厚いドアの向こうに押し返された。残念でした。
そして、私達はエントランスの置くの狭い部屋へと通された。
そこには、同見ても「ボス」って感じの人が座っており、その前に丸椅子に私達2人は座らされた。
そのとき、入ってきた入り口を見ると、そこには、ヤンキーな若いあんちゃんが立っている。
さあ、この後の私達の運命は?
長くなりすぎたので、次回に持ち越し。
ここが限界ですね。なるべく早く続きを掲載します。
まだ、22か23歳ころのことでした。
年末の最後の日、納会の後、そのとき一緒に仕事をしていた年配の方(以降watさん)になぜか呼ばれて、その後2人で飲みに行くことになった。
watさんは、私を連れて、新宿の歌舞伎町のほうへ歩く。
私はそのとき、watさんが知っている店に行くのかと思っていた。
歌舞伎町に入ると、今は法令で近まりまくっている「呼び込み」の人がまとわり付く。
「お客さん、2人で飲み放題で、女の子が付いて、10,000円でOK!!どうよ!!」
そういった呼び込みにみみを傾けるwatさん。
(まさか...)
と思ったら、案の定、呼び込みに付いていってしまった。
「大丈夫ですか?watさん」
「大丈夫、大丈夫。俺、なれてるから。」
(ほんとかよ?)
と思いながら、おごりだといわれていたのでついていった。
私は、スナックとかキャバクラとか、女の子が付くような店はあまり好きではない。
好き好んでいくほうではなかったので、誘われなければ、行くことはない。
しかし、話があるといいながら、そんな店で話ができるのだろうか?
そんなことを頭によぎらせながらついた店。
怪しい雑居ビル(見えたところではありません。もっと奥です。)
確か、2か3Fだったと思う。
普通の店構えで、ドアを開く。
「いらっしゃいませ。」
なんか、体格のいいおっちゃんが挨拶をする。
ドアを開けてすぐに店かと思ったら、そこはちょっとしたエントランス。
その奥にドアがあって、その先が実際のお店らしい。
「こちらへどうぞ!!」
といってそのドアを開ける。
異様にぶっといドアだ。
それまで、そのエントランスは音がまったくしなかったのに、そのドアを開けたとたん、すごい音でカラオケをやっている。
そのドアの向こうに通されると、とても狭い部屋が現れた。
テーブルが6〜8席くらいで、1席に4人くらいしかかけられない。
(何じゃ、この店は?)
と思ってwatさんを見る。
watさん、ちょっとまずそうな顔をしている。
(まさかな〜...)
と思いながら、席に着くと、女の子が2人やってきた。
特に興味がなかったので、飲み物だけ頼んで飲んでいた。
watさんは、女の子が来たと同時に、喋り捲り!!
いったい、大事な話はどこへ...
あまりにも私がつまらなそうにしていたからなのか、30分もたたないうちにwatさんは
「もう、でようか?」
といってきた。
正直つまらなかったので、話だけ聞いてとっとと帰ろうと思っていた。
「そうですね。」
というと、お勘定をお願いした。
そうすると、入ってきたときに案内してくれた、恰幅のいいおっさんが伝票を持ってきて、値段を言った。
「75,XXX円です。」
はあ?30分で水割り3〜4杯くらいで、カラオケも歌ってないのに、この値段は???
その金額を聞いてwatさん怒り出す。
「話が違うじゃないか!!さっきつれてきた人に1万はらってんだから!!」
「ああ、あの人ね。あの人はうちとは関係ないから。払っちゃったの?だめですよ。」
「なに言ってんだよ。大体その打ち分けは何?わかんねーじゃん」
「えー、水割り1杯1,000で3倍頼まれていますから3,000円、スナック菓子が2,000円、女の子チャージ料が、・・・・・」
いやー、よくそこまですらすらとでっち上げ明細を読めるもんだ。
別の仕事したほうがいいんじゃないの?
と思うほどいい感じで説明する。
watさん
「簡便してよ〜...」
「じゃ、話は奥で聞きますからこちらへどうぞ。」
そういって、その部屋からあの分厚いドアを抜けて、エントランスへ。
私達がエントランスに抜けた後、その分厚いドアから1人のサラリーマンが出てきた。
「お客さん、どこに行かれるのですか?」
「い、い、いや、もう電車もないし、咲きかえるって言ってきたから・・・」
「だめですよ。皆さん一緒に帰らないと。」
そういって、押し戻されている。
(あ、あの人は、やばそうだと思って逃げる気だったんだ...)
残念ながら、その人は分厚いドアの向こうに押し返された。残念でした。
そして、私達はエントランスの置くの狭い部屋へと通された。
そこには、同見ても「ボス」って感じの人が座っており、その前に丸椅子に私達2人は座らされた。
そのとき、入ってきた入り口を見ると、そこには、ヤンキーな若いあんちゃんが立っている。
さあ、この後の私達の運命は?
長くなりすぎたので、次回に持ち越し。
ここが限界ですね。なるべく早く続きを掲載します。
2005/04/21(Thu) 22:50:50 | お仕事