人体のいろいろな検査3

連載といっていいのか良くわからないが、本日で検査シリーズ終了です。

最後は、一番きつかった「大腸陰影検査」。
癌などの早期発見で使われる検査らしいが、私の場合、大腸にある「憩室」がどの程度あるかの検査ということで、この検査を受けるように言われた。
「大腸憩室」とは、日本人の10人に3人くらいの割合であるらしい。
どんなものかというと、大腸のところどころに、小さい穴がある場合がある。
そこに何かが詰まり炎症を起こしたものが、「大腸憩室炎」。

発生する原因は、解明されていないらしい。
突発的に発生するもので、私の場合、2年ほど前にやられて、1週間ほど入院させられた。
先月も、軽い炎症を起こし、入院までは行かなかったが、自宅療養5日となってしまった。

で、検査の話に戻るが、どんな検査かというと、
「ケツからバリュームを入れ込んで、レントゲンを撮る」
検査だ。

はじめ聞いたとき、背筋がぞっとした。
でも、今後のこともあるので、検査だけは受けることにしたのだ。
この検査、検査日1日前から準備が必要となる。
前日の夜、決まった時間に3回ほど下剤を飲む。
液体のものと、錠剤と、いろいろあり、飲む時間も決まっている。

私は、この検査の前日、福島県の会津に出張だった。
出張帰りの楽しみといえば、電車ビール。
いつもなら、しこたまビールを買い込んで飲んで帰るのだが、この日は検査前日ということで、残念ながら酒・ツマミは一切禁止。
その代わり、時間通りに液体の下剤を飲むことになっていた。
一緒にいた先輩は、ビールを、私は下剤のボトルで、とりあえず乾杯!!
しかし、下剤は恐ろしくまずかった...

そして検査日当日。
時間通りに病院に行き待合室で待たされる。
時間になっても、なかなか呼ばれない。
そのとき、看護婦さんから声をかけられた。

「ごめんね。前の人が気持ち悪くなってしまって、まだ準備ができてないので、猛ちょっと待ってね。」

そんなにきつい検査なのか?
なんか、不安になってきた。
そして、レントゲン室に呼ばれてた。

レントゲン検査なので、検査着に着替えさせられる。
そのパンツは、お知りの部分が開いていた。
一時期、Tバックというものが流行ったが、このパンツは、Oバックとでもいうのだろうか?
私が着たのでは、まったくセクシーに見えず、逆に情けない。

そして、レントゲンのベットに横たわる。
看護婦さんがこちらに来て、話かける。

「じゃ、バリュームを入れる管をおしりに挿入しますので、向こう向いてください。それと、挿入後は、あまり力入れないでくださいね。抜けちゃいますから。」

なんか、やな会話。
おまけに看護婦さん、結構若くてきれいだし...恥ずかしい...
そんな気分もつかの間、看護婦さんはとっととケツに管を入れる。

(ぐさ!!)
(はう!!)

何か、大事なものを失った感じがした。
しかし、管を入れられただけで、結構痛い。
おまけに、ちょっとでも力を入れると抜けてしまいそうだ。

そして、看護婦さんが退場すると、レントゲンの操縦士がマイクを使って話しかける。
「じゃ、これから始めます。まず、バリュームを入れていきます。その後、空気も入れていきますので、辛いでしょうが我慢してください。なお、管が外れないように気をつけてください。リラックスして、あまりおしりに力を入れないようにしてもらえば大丈夫だと思います。じゃ、よろしいですか?」

すでに私は涙目。
痛くて声も出ず、こっくりとうなずくのが精一杯。
その瞬間!!

「ぶぶぶぶぶぶ---」(バリューム挿入中)
(No-----!!)

つめたい、何かがケツから入ってくる。
(気持ち悪い!!)
あの感覚を思い出しただけで、ケツに力が入ってしまう。
かなりの量が、入ってくる。
(簡便してくれーーーー!!)

「じゃ、次に空気入れます。我慢してください。」

「ぶーーーーーーーん、ぶーーーーーーん」(空気挿入中)
(No-----------------------------!!)

腹の下が膨れまくっている。
これは、バリュームの気持ち悪さの5倍くらい気持ち悪い。
(もう、やめてくれーーーーー!!)
すでに、ギブアップ状態。
しかし、ベットをタップしても、試合終了にはならない。

その後、胃のレントゲン検査同様、ベットが縦横無尽に動きまわり、右・左・回転など、いろんな動きをさせられる。
胃の検査と違うのは、ケツに管を入れられていることだ。
3回転くらいすると、管が足に絡みつく。
「はい、管が巻きついたので、解いてください。」

無理。ちょっとでも足を広げれば、管が抜ける。
管が抜けたら、その瞬間、バリュームっが飛び出すに違いない。
小刻みに首を振るが、レントゲン操作士には何も見えていないようだ。

そして、動いては「ぶぶぶぶ」。動いては「ぶーーーん、ぶーーーん」と、途中でもバリューム&空気を入れ込まれ、さらに気持ち悪いことになる。
そんなことを5分間ほど繰り返して、やっと終了。

看護婦さんが、
「はい、終了。じゃ、管を抜きますね。」
「い、いや、ちょっとま...」
っといい終わる前に、管をあっさり抜かれる。
抜かれた瞬間、ケツに力を入れて、バリューム放出を避ける。
しかし、ちょっぴり出てしまった。
本当に情けない...

「じゃ、トイレはすぐそこにありますので、バリュームを排出してください。終わった後、トイレは2回以上流してくださいね。バリュームが流れきらないと詰まってしまいますので...」
レントゲン室のすぐ隣に、トイレがある。
速攻で駆け込み、踏ん張る。

そして、検査終了後、バリュームをもらって、おしりに違和感を覚えながら帰宅した。
いや〜、この「大腸陰影検査」。もう、二度とやりたくないです。
後からいろいろ調べてみたら、確かにこの検査で癌などの発見をできるそうだが、最近は、大腸内視鏡を行ったほうが確実らしく、「大腸陰影検査」からの移行が進んでいるらしい。
しかし、この大腸内視鏡も、かなりきつい検査らしく、熟練度が高い医者でないと、かなりの痛みがあるといっていた。
とにかく、大腸がらみの病気は気をつけたほうが良い。
楽な検査は、ありそうにないからだ。

皆さんも、健康には注意しましょう。
2005/06/26(Sun) 18:27:06 | 日記

検査はいやだ!!

勘弁してくれ!!
もう、検査はいやだ。
これ以外に、直腸検査もやったけど、検査室に入ったら以外に若い女医さん。
すっげー恥ずかしかったことを覚えています。
otata(2005/07/12(Tue) 21:47:54)

Re:人体のいろいろな検査3

このシリーズ面白かったです。
また新しい検査やったら教えてくださいね〜。
(なんて縁起でもない…)

でも、自分はぜったい受けたくないです。

あやぞ(2005/07/11(Mon) 18:14:07)
Tittle: Name:

Profile

otata
otata
バレーボール、エアロビクス、マラソンが趣味の親父です。
良かったら、一緒にエアロビましょう!!

Categories

New Entries

Comment

Search

Link

Blogパーツ

OtataShopping
ブログ内の紹介商品購入はこちらから!
Music Stream
最近見ないけど「Perfume」いいよね〜
選曲するか「一時停止→再生」で音が出ます。
ミサイル発射!!

Archives(490)