実家の母が、毎年、この時期に第9コンサートの合唱団員として、出演する。
今年は、かなりすごかった。
指揮者が、「西本智美(
http://www.tomomi-n.com/)」というのだ。
この方、女性の指揮者で、今、かなり有名になっている人。
詳しくは、上記のオフィシャルサイトをごらんあれ。
宇都宮に、何故?と思う人なのだ。
それも、ローカル合唱団の指揮をするなど、考えられない?
と、いうotataも、はっきり言って、クラシックのコンサートなど、母が出るこの時期の第九コンサートしか、行ったことはない。
2年前も、チケットを取ってもらって行ったのだが、そのときも、結構有名な指揮者で、かなり良かったことを覚えている。
それも会ったので、さらにすごいんだろうな〜と思って、楽しみにして行ってみた。
そして、そのときが。。。
出てきた指揮者は、西本智美その人。
第一印象は、、、「かっこいい」
女性に、そんなこと言ったら失礼かもしれないのだが、かっこいいのだ。
見た目は、宝塚のトップ俳優にもなれるのでは?ともうほど、かっこいい。
そして、シーンとなった会場で、タクトを振り下ろす。
すげー、なんか、すげー、クラシックなんて、よく分からんが、すげー。
激しさと、優しさと、、、指揮者見ていると、その動きと音楽が、そのまま表現されていく。
この人、ほんとに女性か?
そして、中盤で、母が出てきた。
今年は、西本智美が指揮をすると言うことで、わざわざ東京から通って練習している人もいる人もいて、合唱団も、全員で200人超!!
ぞろぞろと、入場してくる合唱団。
いや〜、こりゃスゲーや。人数だけでも、かなり圧巻!!
その中に、母がいたので、手を振ってみた。
何となく、こっちを見ているようだが、手を振り替えしてはいけないらしい。
そりゃそうだ、まかりなりにも、金を取っているコンサート。
そこにいる母は、「プロ」の合唱団の一員なのだ!!
しかし、指揮者がすごい目立っている。
ひきこまれる。。。良くわからんが、すごいな、こりゃ。。。
そして、終了後、拍手の嵐。
どこかで「ブラボー!!」のの叫び声が。。。
西本智美、指揮台から降りる時、転ける。
いや、あれだけ激しい指揮をしたら、疲労困憊だろう。
本当にすごかった、来て良かった。
しかし、残念だったのは、後ろのおばちゃんのバックの鈴。
コンサート中、「チリンチリン」なりっぱなし。
やめてくれ!!って感じだった。
その後、楽屋に戻り母に会うために、通路に出る。
少し、涙目で出てきた母。
毎年、練習がきついので、今年で終わりと言い続けて来た母だが、やはり、終わった後は感動し、来年もやると言うことでした。
おまけに、来年からは、ソプラノを目指すそうです。(今年はアルト)
今年見ていたが、正直言って、ソプラノがものすごく強く、アルトは、多少負けていた。
でも、あんな高音出るのかな〜。
趣味があることはいいことだ。
来年も、がんばって下さい。
来年も、見に行きたいと思います。
う〜ん、感動した。
(おまけ)
母の入っている合唱団の練習期間は、半年以上。
しかし、指揮者との接点は、コンサート前日の数時間だけらしい。
そこで、楽器、合唱団と、すべてあわせていくらしい。
指揮者次第で、やり方が変わってくるので、合唱団の練習は、いろいろな指揮者を想定し、複数パターンで練習していくそうだ。
今回の西山智美の場合も同じように行われたそうで、女性という事もあるせいか、かなり細かい点まで指摘して頂けたそうだ。
正直言って、ローカル合唱団なので、指揮者次第では、
「まあ、ローカル合唱団なら、この程度だろう。。。」
と、割り切ってやる人もいるそうだが、西本智美に関しては、素人にも妥協せず、いろいろと修正していただいたらしい。
その辺も、母は感動していた。
しかし、2〜3時間程度で、すべてをあわせ、仕上げるんだから、本当にすごいです。
何となく、自分の仕事の仕方も反省させられる話でした。
おまけに、西本智美は関西出身らしく、話もとてもおもしろかったそうで。。。
合唱団だから一緒に写真とか、2ショットとかで取れたのかなと思ったが、そうは行かなかったらしい。
マネージャーが、「集合写真1枚だけ!!」という厳しい話もあったが、200人の集合写真も無理なので、何枚かに分けて取ってもらったらしい。
これほどすごいコンサートなら、また行ってみたいものだ。